●歴史
洋の東西を問わず吉凶の予兆として夢を用いることは多かった。
多くは不安な夢を見た場合、不吉なことが起こるのではという感応呪術の域を出ないものであり、根拠はほとんどない。
夢を占いから学術的研究の対象にまで持ち上げたのはフロイトであった。
彼の著書である『夢判断』は、現在でも夢占いのシンボル解釈に多く取り上げられている。
そのため精神病理学的判断を重視する立場からは、夢占いではなく夢判断などと呼ばれることがある。
ただ夢判断に登場するシンボル解釈はフロイトの個人的な解釈が多く偏っていると批判されている。
またフロイトの同志で、のちに袂を分かったユングは、フロイトとは異なったシンボル解釈によって独自の夢分析を行なった。
フロイトやユング以降の生理学・心理学研究の進展により、2006年現在では、夢は記憶システムの機能の一部とする見方が一般的になりつつある。